県外の高校へ進学する子どもをどう送り出してあげるべきか?送り出される子ども側の心境とは

高校生活
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私は中学生のころ、とあるスポーツで県大会優勝など好成績を収め、県外の高校からスポーツ推薦をいただいて、高校では寮生活を送っていました

中学卒業後から親元を離れて生活した経験は今でも財産ですし、かけがえのない思い出として深く心に刻まれています。

当時を冷静に振り返ってみると、中学卒業直後の私は親元を離れる不安と期待とで感情が良く分からない状態でしたが、両親をはじめとする家族の応援があったからこそ、3年間の高校生活を無事に終えることができたと確信しています。

今回は、子どもが県外の高校へ進学するにあたり、親としてどう送り出してあげるべきなのか、子どもはどういった心境なのか、について、当時の自身の経験からご紹介します。

これから県外の高校へ子どもを送り出す親御さんがいたら、ぜひ参考としていただけたら嬉しいです。

親元を離れて県外の高校へ進学した当時の心境

県外の高校への進学が決まったときは、正直嬉しい気持ちが9.5割。親元を離れる寂しさが0.5割といったところでした。

というのも、高校が決まったのは3年生の9月頃。実際に親元を離れて生活するまでには半年以上もありました。

さらには、県外の高校という、中学生ではレアなケースだったので、周囲からチヤホヤされたり、自分は特別な存在なんだと浮かれていたり、まさに有頂天の状態だったので、寂しさとは無縁でした。

いざ旅立つ日の朝を迎えても、寂しさより嬉しさが勝っていました。

荷物を車に積み込み、出発。父の運転で母は助手席。私は後部座席で、両親とたわいもない話をしながら高校の寮へ向かいました。

寮に到着し、荷物を降ろし、部屋のレイアウトが完成。あたりはすっかり真っ暗で、両親と最後の食事へ。このときもまだ嬉しさが勝っていました。

食事を終えて寮に戻り、両親と別れて寮の部屋に戻りました。

初日だったので寮の簡単なルールを先輩から教わり、寝る準備を済ませて就寝の時間。

横になって、いざ寝ようというときに、いきなり寂しさがこみ上げてきました。それまではずっと嬉しい気持ちが勝っていたのに、本当に一瞬の出来事でした。

あまり泣くことは無い方だったのですが、このときは本当に枕が濡れるほどの号泣で、どれだけの時間泣いていたのか自分でも良く分かりませんでした。

親元を離れた寂しさなのか、これから寮生活を送る不安なのか、はたまたその両方なのかは分かりませんが、とにかく泣きました。

親御さんに知っていてほしいのは、楽しそうにしているように見えていても、所詮は中学生。まだまだ子どもです。親元を離れれば絶対に寂しいですし、不安です。

そんな子どもに向けて、親はどうやって送り出してあげるのが正解なのでしょうか。次から紹介します。

親としてどう送り出してあげるべきか

家族で記念撮影した写真をプレゼント

特に私が求めたわけではありませんでしたが、親から提案があり、出発数日前に、家族全員で家の前に並んで、写真を撮りました。

そして出発当日の朝、額に入ったその写真を手渡されました。

正直手渡されたときには恥ずかしさの方が勝っていましたが、いざ寮生活が始まってみると、この家族写真はとても心の支えになりました。

今ではスマホも普及して、写真ではなく画像データが一般的かもしれませんが、私は写真という形あるものとしてプレゼントすることを強くおすすめします。

ふとした瞬間に目に入る、そしてそれがなぜか落ち着きを与えてくれる。そこにいないけど、写真という形があるだけで、与えてくれる安心感も違います。まさに家族のような存在です。

額なんて100均でもいいので、悩んでいる方はぜひ家族写真をプレゼントしてあげてください。

親の方が悲しまない/泣かない

思い返してみると、私が親元を離れて高校へ進学するにあたり、親が悲しんだり、泣いたりする姿を直接見た記憶はありません。※少し母は寂しそうな顔をしたことはありました。

それはきっと旅立つ私の前で、そんな姿を見せないように振る舞ってくれていたのだと思います。

たしかにあのとき、送り出されるときに親の悲しむ姿や泣く姿を見てしまったら、私もきっと悲しい気持ちになっていただろうし、下手したら帰りたいと弱音を吐いてしまった可能性もあります。

もちろん親も悲しいけど、それを押し殺して気丈に振る舞うことの大切さを知りました。

悲しい気持ちは痛いほどよく分かりますが、感情を隠すことは難しくても、せめて子どもの前では悲しむ姿を見せないように努力しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

高校から親元を離れて生活するのは、子どもも親も悲しいものです。

しかし、その道を選んだのは子どもであり親でもあります。

人生100年時代を見据えた現代社会において、高校生活の3年間は、人生の3%ほどです。たかが3年、されど3年ではありますが、まだまだ長い人生の一部でしかありません。

子どもの成長のためにも、悲しむ姿を見せるのではなく、頑張って来いよと力強く背中を押してあげられる親であってほしいと思います。

今回の記事が、県外の高校へ進学する子どもを持つ親にとって参考となれば嬉しいです。

(これから子どもを県外の高校へ進学させるべきか悩んでいる親御さんには、こちらの記事もおすすめです。子どもを県外の高校へ進学させるべきか悩んでいる親へ

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