【高校時代の県外での寮生活】親からの仕送りで嬉しかったもの・いらなかったもの

高校生活
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私は中学生のころ、とあるスポーツで県大会優勝など好成績を収め、県外の高校からスポーツ推薦をいただき、高校では寮生活を送っていました

毎日部活に明け暮れ、自由な時間もお金もなく、食堂のご飯はバランスを重視した健康志向のメニューばかり。

そんな寮生活において、『親からの仕送り』は、まさに天から舞い降りた一筋の光のように感じていました。

今回は、そんな私が親からの仕送りで嬉しかったもの、いらなかったものをご紹介します。

息子・娘が寮生活で頑張っている!なにか送ってあげたいけど何が喜ばれるか分からない、という親におすすめの内容となっています。

ぜひ最後までご覧ください。

嬉しかったもの

お金(手紙つき)

いきなりお金かよ!と思われるかもしれませんが、何を隠そう高校生はお金がありません。手元にあるのは、コツコツ貯めてきたお小遣いや、お年玉程度です。

部活に明け暮れる日々だから、お金など使う場面はないのでは?」と思うかもしれませんが、その考えは甘いです。

スポーツの強豪校に進学したのであれば、そのスポーツで使用する消耗品やウェアなど、必然的にお金は掛かります。

また、寮生活において食堂のご飯はバランス重視。たまには味の濃いジャンキーなものが食べたくなったり、小腹が空いたときにはお菓子やアイスが食べたくなったりします。育ち盛りの高校生なので、その量も想像以上。

さらには、部活が奇跡的に休みとなった日。「次はいつ休めるか分からない」という思いから、「今日が地球最後の日」くらいの気持ちで羽を伸ばしたくなります。そんなときには友達とカラオケに行ったり、ゲームセンターに行ったりと、どうしてもお金を使う場面が訪れます。

一生に一度の高校生活。スポーツ漬けのうえにお金もないから日常生活でも我慢を強いられる、というのはあまりにも残酷です。

そんな高校生の事情を知ってか知らずか分かりませんが、私の親は、お金の入った封筒を、カップラーメンやレトルト食品、お菓子などと一緒にダンボールに詰めて送ってくれました。金額は1万5千円ほどでした。

別に恩着せがましく「お金を送ったから」などと連絡もなく、代わりに、手紙が添えられていました。

詳しい内容までは覚えていませんが、たった数行の応援メッセージに深く感動したことは今でもはっきりと覚えています。

もし、この記事を読んでお金を送ってあげようと思った親がいたとすれば、ただお金を渡すのではなく、些細なメッセージでもいいので手紙を添えてあげることをお勧めします。きっと子どもの心に感謝の気持ちが刻まれることでしょう。

カップ麺・お菓子・レトルト食品

こちらも親からの仕送りでは外せない品です。

お金にも関わるお話ですが、高校生はとにかくお金がありません。それでも食欲は人生の中で一番ある時期でしょう。お腹は空いているのに、お金が限られているから食べたいものを我慢する。そんなことをしていては本末転倒です。きっとそれは部活動にも影響を及ぼします。

勉強の時間や睡眠の時間を削ってまで部活動に明け暮れる高校生にとって、食事は一種のストレス発散にもなります。

多少のセンスは問われるかもしれませんが、食品を送られて嫌な子どもはいません。ただし、常識の範囲内の量を送ってあげるようにしましょう。

ちなみに、私の寮ではダンボール120~140サイズで届くことが多かったです。内訳は、カップ麺5割・お菓子3割・レトルト食品2割が黄金比です。

さらに細かい内訳は、カップ麺は、やきそば系4割・スープ系6割。お菓子は、駄菓子系3割・スナック菓子系7割。レトルト食品は、カレー10割がおすすめです。ぜひ参考にしてください。

いらなかったもの

私服

私服はセンスが問われます。親のセンスで子どもに服を買ってあげるのは、遅くても中学生までです。

高校生にもなって親の買った服を着る人はまれですし、仮にそんな人がいたら周囲も若干引いてしまうでしょう。

私は一度だけ服が送られてきましたが、ただちに親へ連絡をしました。「服を買ってくれる気持ちは嬉しいけど、それならその分のお金をくれたら自分で買うよ」と。

きっと親は「気に入ったら着てくれればいいや」くらいの気持ちで選んだプレゼントかもしれませんが、好みとはかけ離れていたし、そもそも親の選んだ服という時点で抵抗があります。

寝巻きくらいならまだ分かりますが、私服を買ってあげるのはリスクが高すぎるのでやめましょう。

小説・本

親がぜひ読んでほしいと本を送ってきたこともありました。親が感銘を受けた作品だったようですが、そもそも部活に明け暮れていた私は読んでいる暇などありませんでした

読みたくない気持ちより、読んでいる時間があれば休みたい気持ちが勝っていました。

これも「時間があるときに読んでくれたら」くらいの気持ちで送ってきたと思いますが、当時の心境としては「そんな時間なんてある訳ないのに何考えているんだろう」の方が強かったです。

本から得られる気づきや知識はもちろん大切だと思いますが、部活動に明け暮れる子どもにとっては二の次です。

部活動を引退してからは時間に余裕が生まれるので、小説を送ってあげるのもいいと思いますが、現役のときにはやめておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

私の実体験を基に、親からの仕送りでもらって嬉しかったもの、いらなかったものを紹介させていただきました。

もちろんこれが正解ということはないので、他にも子どもが喜びそうなもの、欲しいと言っているものがあれば、送ってあげたほうがいいと思います。

今年の夏の甲子園で優勝した仙台育英高校の監督が残した名言『青春って、すごく密なので』は、とても共感できるものがあります。

人生の中で、すごく密な3年間を過ごしている我が子のために、少しでも喜んでもらえるような仕送りをしてあげられる親でありたい。そう考える親にとって、今回の記事が参考となれば嬉しいです。

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