産後パパ育休は絶対に取得するべき!取得して良かった点をパパ目線でご紹介します

子育て
スポンサーリンク

2022年10月1日から『産後パパ育休制度』が始まり、私は第一子の出産のタイミングがちょうど重なったことから、職場初の産後パパ育休を取得しました。

(産後パパ育休制度の詳細(厚生労働省HP)は、こちらからご確認ください)

2週間ほどでしたが、本当に取得して良かったと思っていますし、1年くらい取得しても良かったと感じています。

今回は私が育休を取得するまでの流れから実際に取得した感想をご紹介します。

まだ育休取得をしていいものか悩んでいるパパたちに向けて、参考としていただけたら嬉しいです。

産後パパ育休の取得を決意した理由

私が産後パパ育休の取得を決意した理由は大きく以下の3つです。

  • 育休取得は権利だから
  • 出産直後の妻への負担を少しでも和らたいから
  • 私が取得しなければ、あとに続く職場の人間が取得しづらくなってしまうから

私は2週間という短期間での取得でしたが、妻は大変喜んでくれましたし、私自身も育児の辛さや大変さを学べる貴重な機会となりました。

何より、出産直後の女性は肉体的にも精神的にも大きな負担がのしかかった状態です。

それを少しでも和らげることができるのは、他でもないパパの役目です。育児はママの仕事なんてのは、今から遠い昔の話です。

出世に響きそうだからとか、今まで誰も取っていないから、と育休取得を渋っているそこのあなた!

2週間でも1週間でも数日でも、育児に専念する時間を設けていただけたらと思います。

産後パパ育休を取得するまでの流れ

育休取得の必要性を理解いただいたところで、ここからは実際に取得までの流れをお伝えしたいと思います。

妊娠報告

私は妻の妊娠から5カ月ほど経ったところで、直属の上司(係長)に報告しました。

安定期に入ったからという理由が一番でしたが、職場の人事異動などのタイミング、育休をどれくらいの期間取得するのかによっては、もう少し早く報告する必要があるかもしれません。

ちなみに、このとき私はまだ産後パパ育休制度の詳細も分かっていなかったので、育休の取得は考えてもいませんでした。

妊娠から9カ月ほど経ったころ(出産1カ月前)には、妻から仕事中いつ呼び出しがあってもおかしくなかったので、所属課長にも報告しました。

ストレートな言葉で「妻が妊娠中で、出産まで1カ月ほどのため、急なお休みをいただくことがあるかもしれません」と伝えました。

理解のある職場だったので、私の出張を別の人が代理で行ってくれたり、妻を検診に送迎するときにも、何一つ嫌な顔されることなくお休みをいただいたりすることができました。

当たり前の権利ではありますが、それを当たり前に対応してくれる環境に感謝です。

育休取得の意思確認

所属課長へ報告したくらいのタイミングで、産後パパ育休制度の全容が見えてきました。

ほどなくして職場の育休担当者から制度について説明がありました。

その後、所属課長から改めて育休を取得する意思を確認されました。

正直このときの私は、育休取得はとても悩みました。

上司は育休を取らずに、子育てを経験してきた人たちばかり。

男が育休取って何をするの?」と心無い声もありました。

しかし最終的には冒頭でもお話した通り、

  • 育休取得は権利だから
  • 出産直後の妻への負担を少しでも和らたいから
  • 私が取得しなければ、あとに続く職場の人間が取得しづらくなってしまうから

という3つの理由から育休取得を決意しました。

育休取得の手続き

育休の意思表示を行ったあとは、具体的な手続きが始まります。

私の職場では、『育児休業申請書』の提出を求められました。

特別難しいことはなく、子どもの名前や生年月日、育児休業を希望する期間などを記入して、母子手帳の写しを添付して提出しました。

他にも細々とした書類を作成したらあとはその日が来るのを待つのみです!

ちなみに育休申請は、基本的には人事を担当する部署で受け付けていることが多いです。詳細な内容はお勤め先の人事を担当する部署や総務部署などでご確認ください。

0から100まであなたが手続きしないといけない!なんてことはありません。基本的には、育児休業を担当する部署から各種案内があります。

悩んでいるのなら、まずは担当部署へ相談してみましょう!!!

育休開始までにやること

育休の開始日が決まったら、それまでに自分の仕事を片付ける、もしくは、誰かに引き継ぐ必要があります。

私は2週間ほどの育休でしたが、日々の業務よりも、期限までに終わらせなければいけない仕事が多かったので、育休開始までにかなり予定を詰め込んで仕事に取り組んでいました。

また、2週間とはいえ、引き継ぎを怠る訳にもいかなかったので、引き継ぐ相手の隙を見て少しづつ、何日かに分けて引き継ぎを行いました。

直前まで引き継ぎを引っ張ってしまうと、相手の都合がつかなかったときに、最悪引き継ぐことができません。こうなってしまっては元も子もないので、必ず時間に余裕を持った引き継ぎを行うようにしましょう。

育休開始前の職場の皆さんへのあいさつ

私は育休が始まる前日の午後、同じ部署の方にだけ個包装のお菓子を配りました。予算はだいたい一人あたり150円ほど。

1年も休むわけではないので2週間ほどであればいらないのでは?とさえ思いましたが、今では渡してよかったなと思っています。

というのも、個包装のお菓子なので、一人ひとりに手渡すことで会話が生まれます。逆の立場で考えてみても、育休で不在になる人が、一言の会話もなくいなくなってしまったら、あなたは少し寂しい気持ちになりませんか?

確かに手渡しであいさつするのは面倒かもしれませんが、長い付き合いとなる職場の皆さんとの関係性を大切にするためには、必要な行為です。「めんどくさいからまあいいか」という気持ちを押し殺して、せめて同じ部署の皆さんへのあいさつ回りだけでもするようにしましょう!

育休を取得した感想

結論から言うと、育休を取得して本当によかったです。

夜妻が授乳のタイミングで起きたとき、子どもが夜泣きで目を覚ましたとき、もし自分がその日仕事で疲れていたら、もし次の日も仕事を控えていたら、起きたくても起きれなかったり、起きるのをめんどくさく感じてしまったりすることでしょう。

しかし、育休の期間は、いつも以上に体力は有り余っているので、夜起きてミルクを作ることもできるし、おむつを替えることもできます。つまりは徹底的に育児のサポートをすることができます。

夜起きて子どもの世話をするということがどれだけ大変なことなのか、常に子どもが息をしているか心配しながら世話をすることがどれだけ辛いのか、育児休業を取得して妻と同じように子どもと向き合うことで初めて知ることができます。

これは育児休業を取得したからこそできた経験です。

また、子どもの成長を日々感じることができるのも育休を取ってよかった点だと思います。

産後パパ育休が取得できるのは生後8週間まで。この期間は子供の成長も著しいです。

昨日より少し顔が丸くなった気がする、腕が太くなった気がする、笑うようになってきた気がする、というように、毎日が新鮮で楽しいです。

四六時中一緒にいられるからこそ感じられる変化であり、これも育休の価値であると心から思います。

まとめ

いかがでしたか?「産後パパ育休制度ができたけど、取るべきかどうか悩んでいる」とか、「取ったときの周りの目が心配」という方はたくさんいると思います。

産後パパ育休は、取得したくても誰もが取得できるものではありません。生まれてから8週間までという限られた期間の中で、最長4週間取得できるだけのことです。

仮に1週間や2週間の育休だとしても、まとまった時間を子どもと一緒に過ごせる、妻と育児に専念できる時間は、これから先も、そう簡単に確保できるものではありません。

もし産後パパ育休の取得を悩んでいる方がいるのであれば、私は強くお勧めしたいです。

取得は義務ではありませんが、私たちに与えられた権利であることに間違いはありません。誰かに遠慮して取らないということのないよう、自らが必要だと思えば、また、妻から希望があれば、ぜひ取るべきだと思います。

この記事が、産後パパ育休を取得するべきかお悩みの方へ参考となれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました