人生の節目である中学校の卒業式を終え、この春から新生活が始まる方は多いと思います。
1年生から2年生に学年が上がるだけならまだしも、中学生から高校生へと、新しいステップに進む人は不安も大きいはず。
それに加えて、この春から寮生活を送るという人は、その不安はもっともっと大きくなることでしょう。
余談ですが、私は中学生のころ、とあるスポーツで県大会優勝など好成績を収め、県外の高校からスポーツ推薦をいただき、高校では寮生活を送っていました。
皆さんと同じように中学校の卒業式を終え、「高校では親元を離れて生活するんだ」という寂しさや、不安に襲われながら過ごしていた時間は今でも記憶に新しいです。
今回は、これから寮生活を送るけど不安を抱えている人や、どういう気持ちで寮生活に臨めばいいのか分からない人、寮に入ったけどすでに帰りたい人などに向けて、勇気を与えたい!という気持ちから書きました。
少しでも参考となれば嬉しいです。
高校での寮生活は人生の大きな宝物
結論から話すと、高校時代の県外での寮生活は、30代を迎えた今でも大きな宝物です。
そもそも高校から寮生活を送る生徒は少数派なので、それだけで貴重な体験であると言えるでしょう。
一般的な高校生は、電車で1時間圏内くらいの学校に通学して、勉強をして帰宅する。
家には親の用意したご飯があって、お風呂はお湯が張られていて、あとは寝るだけ。そんなところではないでしょうか。
それに比べて寮生活では、衣食住は自分で管理することが大半です。
誰かに与えてもらうのではなく、自らが用意する。
自分の住む場所は自分で掃除する。
そういった自立心を養えるのは、寮生活ならではだと思います。
トイレや風呂など生活に係るものはすべて共用なので、譲り合う心や、誰かのために何かを我慢できる忍耐力も身に付きます。
これらは高校生という社会的にも未熟な存在であるうちに経験するから宝物なのであって、大人になってから経験するのとは訳が違います。
実際私自身も、大学時代のアパート生活より、高校での寮生活の方が色濃く記憶に残っています。
そういった理由からも、高校での寮生活は人生において大きな宝物であると言えます。
今は寂しくて不安かもしれませんが、3年間寮生活を乗り越えた先には、きっと明るい未来が待っています!
(ちなみに、私は高校3年のときには、実家に帰りたくないとさえ思っていました。)
目的を再認識して寮生活を送ろう
これからの寮生活に不安を抱えているあなたに聞きたいことがあります。
あなたはなぜ寮生活を始めようと思いましたか?
スポーツを頑張りたいから?勉強を頑張りたいから?なんとなく親元を離れたかったから?
どんな理由だったとしても、この寮生活という道を選んだのはあなた自身です。
親に勧められたとしても、決定したのはあなた自身です。
寮生活という道が始まってしまった以上は、もう後戻りはできません。
あなたは自分の選んだ道をひたすら進み続けるしかありません。
スポーツを頑張りたいのであれば、全力で部活動に専念する。
勉強を頑張りたいのであれば、全力で勉強に専念する。
なんとなく親元を離れたかったのであれば、自業自得だと割り切って生活する。
目的を持って寮生活に臨んだことを改めて思い出して、3年間という限られた時間を精いっぱい過ごしましょう。
寂しいのはあなただけじゃない
これから一緒に寮生活を送る同期は少なからずいるはず。
そんな同期と初めて対面したとき、こいつ生き生きしてるから寂しいとか思わないんだろうな、とか、寂しいとか思ってるの俺だけかな、とか不安になるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
私も当時寮に入って、同期の前では平然を装っていましたが、夜一人で部屋にいるときは、寂しくて仕方ありませんでした。
見た目には大丈夫そうに見えていても、口に出さないだけで寂しい気持ちはみんな一緒です。
同じように寂しいと思っている仲間がいることに気づければ、あなたの気持ちも少しは軽くなるはず。
寂しい気持ちも仲間と共有して、寂しいより楽しいと思える寮生活を送りましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は私の寮生活が始まったときの経験を基に、親元を離れて過ごすのが寂しい方に向けての記事を書かせていただきました。
何度も繰り返しになりますが、この高校での寮生活は、大人になった今でも宝物です。
普通に自宅から通う高校生活よりも、ハラハラドキドキであることは間違いありません。
また、当時一緒に生活していた仲間との友情も、大人になった今でも揺らぐことはありません。
そういう意味でも、一生に一度の貴重な体験が寮生活なのです。
親が大金を出して進学させてくれたことへの感謝も絶対に忘れないようにしましょう。
すでに寮生活がスタートしている方も、これからスタートする方も、今回の記事を思い出して、これから3年間の糧にしていただけたら嬉しいです。
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