最近大学生になった子どもの帰りが遅くなってきたわ。連絡しても返事をよこさないし、もしかしてガラの悪い人たちと関わるようになったとか?変な事件を起こしたり、巻き込まれたりしないといいけど...
あなたは今、こんな不安を抱えていますか?
もし抱えているとしたら、それって本当に必要な心配でしょうか?
まだ成人年齢(18歳)を迎えていない子どもの帰りが心配ならともかく、大学生になった子どもの帰りをいつまでも心配していませんか?
私から言わせてもらうと、それは子離れできていない可能性が高いです
今回は、大学生になる、もしくはなった子どもの帰りが遅くて不安!という親に向けて、子離れしていただくため、目を覚ましていただくために読んでほしい内容となっています
子どもの帰りが遅くて不安を感じるのは子離れできていないから
結論から話すと、大学生にもなった子どもの帰りが遅くて不安を感じるのは、子離れできていない証拠です
令和4年度から成年年齢は18歳に引き下げられたことをご存知でしょうか?
飲酒、喫煙こそ許されていないものの、携帯電話の契約やローンを組むこともできるようになりました
要するに18歳以上である大学生は世間的には”大人”であり、親の許可が無くても、自らの意思で様々なことが決定できる立場になったということです
にも関わらず、大学生になる子どもに門限を設けたり、誰と何処で遊んでいたのか等をいちいち聞いたりする親は後を絶ちません
それは結局のところ、大人になった子どもの自由を認めない親のエゴであって、成長とともに離れようとする子どもの手を、親が一方的に離さないだけです
まずは子どもが成年年齢を迎えているという事実を認識するところから始めましょう
帰りが遅い子どもは何をしているのか
時代の変化とともに若者への誘惑はたくさんあります
遊び方は人それぞれですが、何をして遊ぶかはほとんど限られています
主なものは以下の通り
- 飲み会
- 友達の家
- デート
- ボーリング
- カラオケ
- 漫画喫茶
いかがでしょうか?親が思っている以上に、子どもは大した夜遊びをしている訳ではありません
選択肢から見ても分かるように、若さゆえに騒ぎたい、遊びたい年ごろというだけなのです
そう考えるとまだまだ子どもだなと、夜遊びも可愛く見えてくるのではないでしょうか?
どうしても帰りが遅くて不安なのはどうしたらいいの?
それでも毎日帰りが遅いのは不安だわ。事件を起こしたり、巻き込まれたりしてからでは取り返しもつかないし...
こんな不安を抱える方に向けて私が言いたいことはただ一つ!!
自分の子どものことを信用できませんか??
これまであなたが最大級の愛情を持って子どもを育ててきたことは分かります
だからこそ心配だし不安なんだと思います
そんな気持ちも十分理解できますが、そもそもあなたの育ててきた子どもは
何か事件を起こすような人間なのでしょうか?もしくは、事件に巻き込まれてしまうほど危険な人たちと関わりを持つような人間なのでしょうか?
きっとそんなことはないはずです
私も当時は親から心配され続けていましたが、常に頭の中で「別に悪いことをしている訳でもないのに、自分のこと信用していないのかな?」と疑問を抱いていました
一度そんな不満をぶつけたところ、親は口うるさく言うことはなくなりました
きっと私の言い分に納得する部分があったのだろうし、自分もそんな子どもに育てたつもりはないという自信があったのだと思います
心配するのは悪いこととまでは言いませんが、成年年齢を迎え、自由を手にした子どものことを疑う前に、信じることのほうが先ではないでしょうか
子どもに連絡する習慣をつけてもらおう
子どものことを信じて待つことはできそうだけど、それでも晩ご飯は必要なのか、今日の帰りは遅くなるのか、くらいは連絡してほしいわ。
この意見はごもっともです
食べるか分からないご飯を用意してももったいないし、かなりおおまかでもどれくらいで帰ってくるのか分かれば心にもゆとりができます
それならば、ご飯は家で食べるのか、今日は遅くなるのかどうかだけでも連絡することをルール化しましょう
もしそんな連絡さえもめんどくさいとか、なんでそんなことまでしなくちゃいけないんだとか言われるようなら、「じゃあ今度から自分でご飯用意して」の一言ですべて解決です
でももし本当に真に受けて自分で用意するようになったらどうしよう。余計にグレちゃいそうで心配だわ
それはそれでいいと思います
大学生なんてお金も無いし、きっと数日は続いてもこれから一生なんて到底無理です
もちろん何も食べてなさそうとか、見た目から具合悪そうということであれば
何も言わずにご飯を用意してあげることをお勧めします
そのころには、ご飯を用意してくれることのありがたみを理解できることでしょう
まとめ
いかがでしたか?今回お伝えしたかったことを要約すると以下の通り
- 大学生はもう大人
- 子どもの成長を認識して、子離れに努めよう
- 夜遊びといっても大学生にできることはたかがしれている
- 晩ご飯は家で食べるのか、帰りは遅くなるのかくらいは連絡させよう
- 愛情を持って育てた我が子のことを信じて見守ろう
まだ首も座らない頃から、ずっと一緒に過ごしてきた我が子のことは、大好きだし心配だという気持ちは痛いほど分かります
それでも子どもは成長し、保育園から小学校、小学校から中学校へ...と大人の階段を登り続けます
いつまでも子ども扱いを受けていては、本当に自立した大人になることはできないでしょう
また、親も子離れができないままでは、世間的には「痛い親」として扱われるでしょう
我が子の成長を認め、その成長を止めることなく後押ししてやることが、これからの親の役目であると信じています
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